【伊賀】伊賀路に春を呼ぶ行事として親しまれてきた正月堂修正会が開催されます。
伊賀路に春を呼ぶ行事として親しまれてきた正月堂修正会(しゅしょうえ)が2月11日(木)とに開催されるそうです。
正月堂。。。
天平勝宝4年(752)の創始以来、1260年以上の歴史を持つ正月堂修正会は、
奈良東大寺二月堂のお水取りに先駆けて厳修される厄除け大餅会(だいひょうえ)式
大餅会式という庶民的な行事と、達陀をはじめとする厳粛な儀式が合わさったユニークなもので、五穀豊穣と除厄を祈り、島ヶ原では「せきのと」と呼ばれて親しまれ、昭和29年に三重県の無形民俗文化財に指定されました。
供え物は一枚約20kgもある大餅や、
シュロの皮で作った頭に
農作物で鬼の顔を表わした
鬼頭(おにかしら)などです。
この鬼頭は『節句盛(せっくもり)』
とも呼ばれています。
11日に行われる『大餅練り込み』では、
「エトウ-エトウ-」という
勇ましい掛け声とともにぶつかり合い、
5枚の大餅や餅の成り花等、
数々の珍奇な供え物を掲げながら
次々と威勢よく堂内に入り
宝前に供えるという勇ましい姿が見られます。
島ヶ原風おこし協議会による「福餅まき」では、
ホラ貝の音が境内に鳴り響き、
その時の年男・年女が「福餅」をまくと、
境内の参拝客や見物人も一緒に
賑わいをみせます。
12日、正月堂の堂内では密教儀式の「おこない」
があり、読経や護摩祈とうの後、荒行といわれる
『達陀行法(だったんぎょうほう)』が行われる。
燃える大松を振りかざす「火天」役と
水をまく「水天」役の練行衆が
競演する姿は豪快そのものです。
奉納を終えると、手拍子をしながら
「一に俵踏まえて、二ににっこり笑ふて、三にゃ酒つくって、四ツ世の中よいように、
五ツいつものごとくに、六ツ無病息災に、七ツ何事ないように、八ツ屋敷広めて、
九ツこぐらをたて並べ、十でとんと収めた」
と数え歌を歌うそうです。
厳粛な中に・・・なんかたのしそうですね(*^^*)
早く春を連れてきてください。
【お問い合わせ先】
観菩提寺(正月堂) 伊賀市島ヶ原中村内立場1349
☎0595-59-2009 (社務所:☎0595-59-3080)
*画像等、いがぶらより
(ゆーたん)