【伊賀名張】今から対策を!正しい知識で熱中症対策
6月だというのに大変暑い日が続いてますね^^;
伊賀市・名張市共に、熱中症に関する注意を呼び掛けていました。
そこで、これからの暑さに備え、熱中症について調べてみましたので、御紹介したいと思います。
熱中症とは?
簡単にいうと、高温の環境で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどしておきる障害の総称で、日射病や熱射病などのことです。
死に至るケースもありますが、予防法を知っていれば防ぐことができるそうです。
★熱中症の種類
①熱失神
暑さによって血管が収縮して血圧が低下し、脳の血流が減少することで起こる症状です。
この特徴は、めまい、単発的な失神、顔が青白くなるなどです。
②熱痙攣
汗を大量に出て、糖分や塩分のないただの水を摂取した際、血液の糖分、塩分の不足によって身体の筋肉に痛みを伴う痙攣が起こる症状です。
これらによって、足がつったり、腕、腹部にも筋肉痛に似た痛みが生じます。
③熱疲労
②と同様に沢山の汗をかき、体内の水分が減ってしまうことで脱水症状になる症状です。
全身に感じる倦怠感、頭痛、集中力が散漫になってしまうのが特徴です。
④熱射病
体温が上昇してしまうことで中枢機能に異常が出てしまう状態のことを言います。意識が飛んでしまうことや、反応や言動に鈍さが出たり、酷い場合にはショック状態になることもありす。
熱中症にもたくさんの種類がありますね。
どんなことに気をつければいいんでしょう?
熱中症の症状
めまいや顔のほてり
めまいや立ちくらみ、顔がほてるなどの症状が出たら、熱中症のサインです。
一時的に意識が遠のいたり、腹痛などの症状が出る場合もあります。
筋肉痛や筋肉のけいれん
「こむら返り」と呼ばれる、手足の筋肉がつるなどの症状が出る場合があります。
筋肉がピクピクとけいれんしたり、硬くなることもあります。
体のだるさや吐き気
体がぐった
りし、力が入らない。吐き気やおう吐、頭痛などを伴う場合もあります。
汗のかきかたがおかしい
ふいてもふいても汗がでる、もしくはまったく汗をかいていないなど、汗のかきかたに異常がある場合には、熱中症にかかっている危険性があります。
体温が高い、皮ふの異常
体温が高くて皮ふを触るととても熱い、皮ふが赤く乾いているなどの症状も熱中症のサインです。
呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
声をかけても反応しなかったり、おかしな返答をする。または、体がガクガクとひきつけを起こしたり、まっすぐ歩けないなどの異常があるときは、重度の熱中症にかかっています。すぐ医療機関を受診しましょう。
水分補給ができない
★熱中症になりやすい場所
高温、多湿、風が弱い、輻射源(熱を発生するもの)があるなどの環境では、体から外気への熱放散 が減少し、汗の蒸発も不十分となり、熱中症が発生しやすくなるそうです。
<具体例> 工事現場、運動場、体育館、一般の家庭の風呂場、気密性の高いビルやマンションの最上階など
★熱中症になりやすい人
・脱水状態にある人
・高齢者 ・肥満の人
・過度の衣服を着ている人
・普段から運動をしていない人
・暑さに慣れていない人
・病気の人、体調の悪い人
他に、心臓疾患、糖尿病、精神神経疾患、広範囲の皮膚疾患なども体温調 節ができにくい状態になっており、心臓疾患や高血圧などで投与される薬剤や飲酒 も自律神経に影響したり、脱水を招いたりしますので、注意が必要だそうです。
★熱中症にならないためには?
●涼しい服装
●なるべく日陰を利用
●外出時には日傘や帽子の着用
●水分や塩分をとる
●無理をせず徐々に身体を暑さに慣らす
●室内でも温度を測るようにする
●体調の悪いときは特に注意
★熱中症になったら。。。
ただやみくもに、水を取ればいいというわけではないそうです。
体内に必要な塩分や糖分がなければ、症状は治まるどころか悪化してしまうことも考えられ、これらに対する適切な対策が必要になるそうです。
では、どんな対策なんでしょう。。。?
●熱失神や熱疲労、熱痙攣
生理食塩水や、塩分、糖分の入ったスポーツドリンクや生理食塩水の補給で、よほど症状が酷くない場合は回復するそうです。
熱射病は、熱中症の症状の中で命を落とす可能性のある危険な状態だそうです。
・なるべく早い段階で病院へ運ぶこと。
・同時に、身体を冷やすなどして体温を下げて、意識を回復させること
・上記がその後の状態を左右するため、病院へ連れて行くだけではなく、現場での応急処置も大切になってきます。
●熱射病
全身に水をかけたり、大きな血管が通った首、わきの下をタオルなどで冷やすことが効果的です。足の位置を高くして手足の先から身体の中心へ向かってマッサージし、血の巡りを良くすることも良いとされています。
近年、室内での熱中症も多発していますので、これからの時期、暑さ対策には十分に気を付けていきたいですね。
応急処置でたいせつな3つのポイント
涼しい場所へ移動しましょう
まずはクーラーが効いた室内や車内に移動しましょう。
屋外で、近くにそのような場所がない場合には、風通りのよい日かげに移動し安静にしましょう。
衣服を脱がし、体を冷やして体温を下げましょう
衣服をゆるめて、体の熱を放出しましょう。氷枕や保冷剤で両側の首筋やわき、足の付け根などを冷やします。皮ふに水をかけて、うちわや扇子などであおぐことでも体を冷やすことができます。うちわなどがない場合はタオルや厚紙などであおいで、風を起こしましょう。
塩分や水分を補給しましょう
できれば水分と塩分を同時に補給できる、スポーツドリンクなどを飲ませましょう。
おう吐の症状が出ていたり意識がない場合は、誤って水分が気道に入る危険性があるので、むりやり水分を飲ませることはやめましょう。
救急車を待っているあいだにも、現場で応急処置をすることで症状の悪化を防ぐことができます。熱中症は命に関わる危険な症状です。甘く判断してはいけません。
最後に、緊急時に簡単に作れる基本の経口補水液の作り方!
★材料
水 1リットル
砂糖 40g(大さじ4と2/5)
塩 3g(小さじ1/2)
★作り方
この分量を水が透明になるまで混ぜまて溶かします。
溶けやすくするには、一旦沸騰させたお湯を少し冷ましてから使うのもよいでしょう。
お家にあるものだけでできますのでお試しくださいね。
温度だけではなく、この時期は湿度にも注意していて下さいね。
(ゆーたん)